やりたいことを見つけるために、手放すべき5つの原則──嫌なことを頑張ると、IQは三割下がる
「やりたいことを見つけたい」と思っている人ほど、見落としていることがある。
それは、やりたいことを足し算で探しているということだ。新しい趣味、新しい資格、新しい副業——そうやって入力を増やせば、見つかる気がする。でも、ほとんどの場合、見つからない。
理由はシンプルで、土台がノイズだらけだからだ。先にやるべきは、「やりたいこと」を探すことではなく、それが立ち上がる土台を整えることのほうだ。
①嫌なことを頑張ると、IQは三割下がる
脳は、嫌なことをしているとき、創造性に関わる領域の働きを大きく落とす。研究によっては、IQ換算で約30%パフォーマンスが落ちるとも言われる。逆に、好きなことをしているときは、約30%上がる。
つまり「嫌なことを頑張る人」と「好きなことに没頭する人」では、出力差が60%にもなる。これは努力では絶対に埋まらない。
嫌なことを頑張る、という美徳は、脳の無力化を意味している。やりたいことが見つからない人は、まずここを直視したほうがいい。
②他人の絵をなぞるな
「成功者の絵」を、無意識になぞって生きている人は多い。年収、肩書き、家族構成、住む場所、SNSでの見え方——それは本当に、自分が描きたい絵だろうか。
やりたいことが分からない、の本当の正体は、他人の絵をなぞり続けて、自分の絵を描く筋肉が萎縮している状態だ。
自分で生きる、という当たり前のことを、もう一度意識する。それだけで、やりたいことの輪郭が少しずつ立ち上がってくる。
③好奇心を解放する。「面白そう」を無視しない
「面白そう」という小さな信号を、僕たちは大人になるほどスルーしていく。
意味があるかわからない。役に立つかわからない。お金にならない。——そういう理由で、目の前の好奇心を否定する癖がつく。でも、その「面白そう」こそが、やりたいことの原石だ。
好奇心の信号を無視し続けると、信号そのものが届かなくなる。逆に、小さな「面白そう」に毎回手を伸ばす習慣をつけると、信号の感度が回復してくる。
④真面目に生きすぎない。馬鹿になる勇気を持つ
真面目に生きると、やりたいことは絶対に見つからない。
真面目さは、既存の枠の中での最適化を意味する。やりたいこととは、その枠の外にあるものだ。だから、真面目さの矢印では絶対に届かない場所にある。
少しだけ馬鹿になる。少しだけ羽目を外す。少しだけ”らしくない”ことをする。その一歩が、真面目さでは見えなかった景色を呼び込む。
⑤三歳児レースに勝ち残る
三歳児は、世界で一番ある意味クリエイティブだ。彼らは「役に立つか」を考えない。「面白いか」だけで動く。
僕たちは大人になる過程で、その三歳児を心の中で抑えてきた。やりたいことを取り戻すとは、その三歳児を生き返らせる作業だ。
足し算で探すのではなく、いま自分を縛っている五つの檻を外す。やりたいことは本来、その檻の外にすでに存在しているはずだ。
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