虚次元メディア
視座を超えた視座に出会う
▶ イベント
視座を超えた視座に出会う
TOP POST LIST PROJECT EVENT I.DICTIONARY
Hero Banner
TOP POST LIST PROJECT EVENT I.DICTIONARY
i.Theory

戦略的純度と、存在的純度── 「金のための野球」も、ある意味で純度が高い

公開日: 2026年8月29日 更新日: 2026年9月1日
戦略的純度と、存在的純度── 「金のための野球」も、ある意味で純度が高い

人の魅力や姿勢を示す言葉として、あの人は純度が高いとか不純だとかいう表現がある。

ただこの場合、この表現には二つの意味が混ざっている。分かりやすい例を挙げると、野球そのものを極めたい人は、野球という競技への純度が高い。一方、金を稼ぐために野球を使う人は、金銭目標への純度が高いと言える。

方向の純度は、目的に対する一直線さ

この金銭への純度のようなものを戦略的純度と呼ぶ。目的に対して、どれだけ一直線か。

この意味では、「金のための野球」も、ある意味で純度が高いことになる。目的が金銭であり、そこに向かって迷いなく手段が選ばれているなら、ベクトルとしてはまっすぐだからだ。

つまり戦略的純度は、目的の中身を問わない。問うのは、そこへの一貫性だけになる。

── 意識の純度は、存在の整合を問う

もう一つが、存在的純度だ。こちらは、存在そのものが本質的自己と整合しているかを見る。

この意味では、「野球そのものが喜び」というタイプのほうが純度が高い。何かのための手段として位置づけられておらず、行為と存在が一致しているからだ。

この二つは、独立して成立する

戦略的純度が高くて、存在的純度が低い状態はある。目標に一直線だが、その目標が自分の本質と噛み合っていない場合だ。走れば走るほど、遠くなる感覚が出ることもある。

逆に、存在的純度が高くて、戦略的純度が低い状態もある。やっていること自体は喜びなのに、目的が定まらず、力が分散している。

どちらも、外から見れば「純度が高い人」あるいは「熱心な人」に見える。だが、詰まっている場所が違う。

── どちらから直すかは、症状で決まる

進んでいるのに満たされないなら、存在的純度の側に問題がある。目的そのものを疑う段階だ。

満たされているのに進まないなら、戦略的純度の側になる。何かしら歩み方に変更が必要な可能性が高い。

この診断を飛ばして「もっと頑張る」に進むと、どちらの場合も悪化する。前者は目的から遠ざかり、後者は分散が増える。自分がいま向き合っているのは、どちらの純度か。

いずれにせよ、戦略的純度だけを上げ続けた先に、存在的純度の問題が必ず出てくる。順番として先に来るのは前者でいい。

↓さらに詳しく知りたい方は『θ回廊I 確信度と純度』を今すぐチェック

θ回廊

↓関連記事はこちら↓

↓最新記事はこちら↓

村主 悠真
WRITTEN BY
村主 悠真
思想家。ï Theory 創始者。人と世界の存在構造を、虚数概念の援用により拡張した独自の理論体系を構築。目に見える現実(実次元)の背後にある"虚次元"を定式化し、個人の変容から世界構造の転換までを一貫して扱う思想を展開する。教育・人道支援・平和構築を横断する世界的実践と、その根底にある理論を、このメディアで記録していく。
村主 悠真
村主 悠真
思想家 ── ï Theory 創始者
人と世界の存在構造を拡張する理論を構築し、思想と平和の実装を記録するメディアを主宰。

i.PEACE

見えないものに、座標を

i.PEACE について →

イベントに申し込む