瞑想の始め方──今夜5分でできる一番シンプルな方法 4秒吸って8秒吐く呼吸瞑想の入門|初心者がまず覚えるべき基本の呼吸法。まずは始めてみる。
瞑想を始めたい。でも、何から始めればいいか分からない。
そういう人のために、今夜すぐにできる、一番シンプルな方法を書く。難しい準備はいらない。特別な道具もいらない。必要なのは、5分間だけ自分のために確保する意思だけだ。
瞑想という無限すぎる世界の一歩目
瞑想は呼吸法から始まる
座る場所を決める。椅子でもいい。床でもいい。クッションがあれば良いかもしれない。背筋をゆるやかに伸ばして、肩の力を抜く。手は膝の上に、手のひらを上にして置く。
目は閉じるか、床の一点をぼんやり見る。
そして、鼻から息を吸う。ゆっくり、4秒かけて。
息を止める必要はない。そのまま、8秒かけて鼻から吐く。吐くときに、身体が沈んでいくイメージを持つ。肩が下がる。腰が沈む。足の裏が床に溶けていく。
これを5分繰り返す。たったこれだけだ。
雑念と呼吸が混じる感覚
雑念と戦わずまずは脳を聞く
途中で、雑念が浮かぶ。必ず浮かぶ。「明日の会議の資料」「さっきのあの人の言い方」「夕飯何にしよう」。この雑念を追い払おうとしない。戦わない。
浮かんできた雑念に「あとで考える」と小さく声をかけて、横に置く。そしてまた呼吸に戻る。
これを繰り返しているうちに、少しずつ、身体の感覚が変わってくる。
鼻先を通る空気の温度が感じられる。胸やお腹の動きが分かる。心拍の速度が、最初より少しゆっくりになっているのが分かる。時間の感覚が変わる。1分が長く感じたり、短く感じたりする。
ここまで来たら、もう瞑想に入っている。
呼吸だけに意識を向けるという最初の難関
雑念も眠気も、正しい反応だ
コツはひとつだけ。完璧を目指さないことだ。
深い瞑想状態に入れなくていい。神秘体験も必要ない。悟る必要もない。まずはただ5分間、呼吸だけに意識を向ける。それができれば、今日の瞑想は成功だ。
「雑念が多すぎて集中できない」。これは初心者の一番多い悩みだが、実は心配する必要はない。雑念がゼロになることは、熟練者でもない。大切なのは、雑念が浮かんでも呼吸に戻る、その動作の繰り返しそのものだ。瞑想とは雑念がない状態のことではなく、雑念から呼吸へ戻る運動のことだと言ってもいい。
「途中で眠くなってしまう」。これも普通のことだ。疲れている証拠でもある。眠くなったら、目を少し開けるか、背筋を一度伸ばし直す。それでも眠いなら、今日は素直に寝てしまってかまわない。
一週間、5分だけ続ける。増やすのはそのあと。
瞑想と呼吸が自然と一体化してくる感覚へ
最初の一週間は、毎日5分だけで構わない。大事なのは、続けることだ。
一週間続けられたら、10分に延ばす。それもできたら、朝と夜の2回に分ける。この順番でゆっくり増やしていく。焦って30分から始めても、続かなければ意味がない。
上級者の奥深い瞑想に辿り着くためにも、今はそれを意識せずに、この五分だけに浸ってみてほしい。
瞑想は長距離走だ。焦らずにまずはゆっくり気負わず一歩を踏み出してみよう。
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