no. 119
Ⅰ''. 拡張虚数理論Ⅱ ── 起こりの構造論 哲学・思想 意識・認知

気づきの事後性 ( きづきのじごせい)

Retroactive Structure of Awareness

起こりを意図的把握から区別する核心構造。
立ち上がりが完了した後にはじめて、それが立ち上がっていたことが認識されるという、志向と捕捉の時間順序の反転を指す。
意図的把握では志向が捕捉に先行するが、起こりでは立ち上がりが完了した後にこれを認知する。
気づきは立ち上がりの開始ではなく、その完了に対する事後的な認知にあたる。
前夜に脇に置いていた問題の解が朝目覚めた瞬間に既にそこにある、発話の途上で待っていた語が予測されていなかった形で到来する、考えあぐねていたことの方向が別のことを考えている最中に不意に確定するなど、日常で誰もが経験する構造。