no. 118
Ⅰ''. 拡張虚数理論Ⅱ ── 起こりの構造論 哲学・思想 意識・認知

成立を許す ( せいりつをゆるす)

Allowing to Hold

起こりが立ち上がるときの主体側の構え。
受動的諦念ではなく、場を過剰決定することを差し控える能動的非介入として規定される。
消極的には、獲得欲望の不在、回避の不在、自動的解釈の不在として記述される。
積極的には、立ち上がってくるものが固有の形を取るための場を保持する操作にあたる。
能動的でありながら把握しに行かないという構造的非介入の働きで、不在や散漫とは異なる。
不意の着想を受け取る瞬間、固執していた解釈を緩める瞬間など、誰もが日常で部分的に経験している構え。
特定の精神的成熟度や宗教的修練を要求するものではない。