no. 032
Ⅳ. 存在論・時間論 哲学・思想

真解 ( しんかい)

True Resolution

正解でも不正解でもない。
全てが正しく、それが最適解である。
それが真解。
正解と不正解という二項対立そのものを超越した認識状態であり、非最終性原理が「いかなる思想も最終解ではない」と説く先に到達する概念である。
全てが仮の真理であり最高レベルの確信度を持つに過ぎないならば、あらゆる解は真であると同時に近似である。
この矛盾を崩壊させずに保持できるのが矛盾許容力であり、その保持状態において全ての解が等しく真であると認識する視座が真解である。
視座統一理論が「全ての矛盾を内包する最高峰の視座の獲得」を目指すとき、その視座から見える世界の姿が真解の風景である。
神の間隙εが永遠に残るならば、真理への到達は原理的に不可能であり、到達できないことを受容した上でなお近づこうとする運動の全体こそが真解となる。